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飲食IT業界の終焉



食べログ、ぐるなびなどグルメポータルサイトは今、終わりに向かっています。 今までは月会費を店舗から徴収し、宣伝を行なっていたポータルサイト。 今は月額は変わらず、さらに『ひと予約につき○○円』という課金制度も行なっています。 そして更に、ユーザーには予約に応じてポイントが付与されたり、予約にポイントが使えたりします。 これで割りを食うのは店舗です。 まず、有料で宣伝しているにも関わらず、予約数に比例して課金され、更に会計時にポイント使用の対応までしなくてはなりません。 これが、自社サイトで集客ができるのなら、課金は不要、ポイント対応もしなくてよくなります。 お金もかからず、手間も減る。 これを選択しない訳はありません。 でも自社で宣伝するってどうしたら良いの?ってなりますね。 そこで出てくるのがGoogle広告です。 これは1クリックあたり○○円というシステムですが、1日あたりの上限金額も決められます。 これを使い自社HPに誘導し、自社での予約システムで予約を入れてもらいます。 この自社予約システムを販売しているところも沢山あります。 代表的なところは『トレタ』です。 メインは予約台帳ですが、web予約ページも持っていて、お客さんはストレスなく予約を行えます。 また、店舗側も特別な操作が必要なく予約を確認できます。 ポータルサイトと違ってユーザーにポイントがつかないor使えないというデメリットもありますが、チェーン店なら影響を受けるでしょう。しかし街の飲食店というものは、特色がなければ生き残れない時代です。その特色がポイントの有無に負けるようでしたらどちらにせよ長続きはしないでしょう。 そしてここからが本題なのですが、今までは、それぞれのIT企業が自分たちの特色を活かして、お互いに提携していてユーザーにより良いサービスを提供していたのが、ぐるなびなど大手が全部自分のところのサービスで完結させようと他の企業のサービスにまで手を出し始めました。 こうなると一つのパイをみんなで奪い合う構図になってしまいます。 これが今の飲食を取り巻くIT企業の現状です。 この複数の企業がいがみ合っている現状にこそ、我々のような小さい組織が漁夫の利を得るチャンスです。 そのやり方はまた別の機会に。

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